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國村隼、「KOKORO」監督から「国内外の監督が魅了されている」と称賛受ける

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「KOKORO」記者会見の様子。左から國村隼、ヴァンニャ・ダルカンタラ。

「KOKORO」記者会見の様子。左から國村隼、ヴァンニャ・ダルカンタラ。

KOKORO」の記者会見が本日10月19日、東京・ベルギー王国大使館にて開催され、キャストの國村隼と監督のヴァンニャ・ダルカンタラが登壇した。

ベルギー、フランス、カナダ合作の「KOKORO」は、心に深い傷を負った人間が再生していく姿を追ったヒューマンドラマ。國村が元警官のダイスケを演じ、イザベル・カレ、安藤政信、門脇麦、長尾奈奈、葉山奨之らがキャストに名を連ねた。

國村はダルカンタラについて「初めて会ったとき『この人となら美しい作品を作れる』と思った」と述懐。劇中で英語のセリフに挑戦していることに関して「英語圏の人が聞いても何を言っているかわからなくてはいけないと思った。日本語でしゃべるときには意識しないことも気にしつつ演技しました」と振り返る。

MCから國村をキャスティングした理由を聞かれたダルカンタラは「私だけでなく、国内外の監督が國村さんの演技に魅了されている」と回答。続けて「シリアスなシーンでは狂気を感じさせる演技をなさるのに、和やかなシーンではまったく逆の印象を与える笑顔を見せてくれる。そのギャップに惹かれ、ダイスケ役をお願いしたいと考えました」と配役の意図を明かす。

また、10代の頃から日本に関心があったと言うダルカンタラは「外国人の私に、日本人が主人公の映画は撮れないと思っていました。日本人視点で描こうとするとどこかに齟齬が生じてしまう」と述べ、「そんなとき、外国人が主人公である本作の原作に出会い、これなら私でも描けると思いました。それがこのプロジェクト、そして“トラブル”の始まりでした」とジョークを飛ばした。

取材陣から日本映画の撮影現場との違いを聞かれた國村は「海外の作品と日本の作品で撮影の違いは感じません。映画を作るということに、国による大きな違いはないと思います」と答え、「国ではなく監督それぞれの個性が一番違う。ヴァンニャは言葉ではなく映像でしか伝えられないものを大切にする。僕も同じ思いを抱くことがあるので、強く共感できた」と思いを明かす。そして日本の観客に向け「日本人の自分たちが気にも止めないものを、ヴァンニャが別の視点から、特別な思いを込めて捉えてくれた。その視線を感じてもらえたら」とアピールした。

「KOKORO」は11月4日より東京・ユーロスペースほかにて全国順次ロードショー。

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